Latin;;—
生き物の学名は、Latin を使うことにリンネが決めた。
だから、生物学者とくに分類学者は素養がないといけないと思っている。
余談;生物学者は昔,顕微鏡像をスケッチしていたので、「絵心」のある方が多いような気がする。
ちょっとラテン語の初歩用教科書をかじってみた。
まず、いろの「黒」を学んだ。
英語・羅語・日本語にした意味、の順で。
pure black・ater・漆黒、
「ちなみに、ギリシャ語源では、mela-, melano- がある。」
black・niger・黒、
(nigerの直訳英語は、a little tinged with grey, らしい。だから直訳は、うっすらと灰色の気配のある黒。)
coal-black・anthracinus・石炭黒
(Latin-to-英語は、a little verging upon blue, だ。直訳は青みがかった黒。)、
raven-black・coracinus, pullus・錆び付いたような黒、
pitch-black・piceus・茶色がかった黒、
「pitch-black は brown-black ・memnonius とほとんど区別できないと。」
Latin はかなり深い、黒でもいろいろ。
Nigeria の関係でniger が「真っ黒」と思っていたけど、ater なのだ。
—-続いて、「白」。
英語・羅語・日本語にした意味、の順で。
snow-white・niveus・純粋な白。
pure white・candidus・純白、だけどsnow-white より純白度が落ちる?
ivory white・eburneus, eborinus・象牙色がかった白。
milk-white・lacteus・乳白色、くすんだ白で青みあり。
sivery・argenteus・銀白、若干青灰色がかった白。
whitish・albidus・ちょっと汚れた白。
=これが英語のalbino の元。
turning white・albescens・他の色から白みを付け足す。
whitend・dealbatus・暗い色から若干白に覆われる。
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例えばヒョウモントカゲモドキのalbino;
孵化幼生は真っ白というか(血液のせいで)綺麗なピンク色なのだが、
成長とともに若干色がくすんでくる。まさに、Latin のalbidus ぴったりな命名だ。
アルビノと言う日本語の感覚と違う。
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